「なるはや」の危険性と対策について
検討した理由
身の回りで「なるべく早く」「出来るだけ早く」「うーん、なるはやで!」といった言葉が良く聞こえるようになったため
「なるはや」は何故危険なのか
まず仕事は早く終わる事が良いという事。
人を雇っている間は人件費がかかる為、極端な話をすれば何事も早くできるに越した事はない。
では何が危険なのか、以下に列挙してみた。
- 仕事の優先順位が分からなくなる
- 仕事の期限が曖昧になる
- スケジュールが壊れる\(^o^)/
チームで業務を行っていくにはアジャイル開発であっても、スケジュールが必要となってくる。
「なるはや」と聞かされ続けたメンバーはスケジュールを軽視し、最終的には更新されなくなった謎スケジュールが残る。
正直そんなチームには誰も入りたくないし、仕事の効率は下がる一方である。
では何故「なるはや」と言ってしまうのか
何名かを観察した結果として、原因をまとめてみた。
- 仕事を出す人がスケジュールを把握していない、もしくは軽視している
- 仕事の優先順位が付けれず手に取った物を「なるはや」で処理しようとしている
- 仕事量があふれている、残業が続いている、など体力面での低下でスペックが下がっている
- 仕事の発端の人が「なるはや」を使っていた為、「なるはや」と言ってしまう
スケジュールが全てではないが、悪循環を起こしているのは間違いない。 1回回り始めてしまった悪循環を変えるのは容易ではなく、残業が続けば体力気力が減り、思考力が低下してしまう。
底なし沼へようこそ(´・ω・`)ノ
どうやって「なるはや」の悪循環から生き残るか
状況を正しくしようと思えば、誰かがリーダーシップをとり関係者全員を巻き込んで現状に対する認識を合わせ、変えようと声を大にして言うしかない。
注意する点は以下の通り。
- 事実や分析結果に基づいた認識を合わせ、感情論では無い事を伝える
- 口論をしない
- 相手の話を聞く
- 自分の意見を伝え、意見をすり合わせる
- 社外の人に相談する場合は、NDA に気を付ける
- 自分を大事にして、無理をしない
日々続いている慣習、状況を変えたいと言うのは並大抵の気持ちでは行えない。
実際に「誰か」が現れる事はなく、気づいた人自身がリーダーシップを取って行動するしかない。
誰も面倒な事はやりたくはない、疲れていれば猶更である。
最後に
何かを変えるには代償が必要になる。自分の時間、立場、心など失う物もある。
辛い物、面倒な物を見て見ぬふりをするのは悪い事だけど、普通の事
でも本当に変えたいと願うなら、自分を信じて行動する事が大事だと思います。