Oculus GO にUnityでビルドしたアプリをインストールしてみた
概要
Oculus GO 向けに Unity でビルドしたアプリをインストールさせる手順をまとめます。
Unity を使った事はあり、 Android のビルドをした事がない人向けです。
手順が多くて忘れないように纏めました('ω')
環境
- Unity 2018.1.0f2
1.通常のセットアップを行う
2.開発者オプションを有効にする
- Oculus開発者ダッシュボードで組織設定を行う
- モバイルアプリから開発者モードを ON にする
- モバイルデバイスでOculusアプリを開きます。
- 設定メニューで、開発に使用しているOculus Goヘッドセットを選択します。
- その他の設定を選択します。
- 開発者モードをオンに切り替えます。
※本来は以下の手順で良いはずですが、Oculus GO を ADB が認識しない問題が出ました。
環境による問題だと思いますが、この記事ではインストールせずに進めます。
developer.oculus.com
目玉Pさんの作成された資料を読み対応でき、本当にありがとうございます('ω')
無事 OculusGo 認識です。うちは何故か SUMSUNG のドライバで認識してくれました。うちみたいな症状で悩んでいる方には助けになるかもしれません。ぷひー、疲れたわw
— 目玉P@VTuber (@medamap) 2018年5月5日
pixivFANBOXでOculusGo開発環境を整える(β0.2版)を公開しました! #pixivFANBOX #Unity3D #OculusGo https://t.co/PlKi0zclQY
3.Unityをインストール
- Unity hub からインストールする
- 多くの Unity バージョンで動作するそうです
4.Unity の Android ビルドの環境を整える
基本は公式のマニュアル道理です。 docs.unity3d.com
- Java Development Kit をインストール
- Android Studo をインストール
SDK Manager から以下のインストールを行う。
画像には収まらなかったが、 SDK Tools の Android SDK Build-Tools 28-rc1 は 「25.0.0」「25.0.1」「27.0.3」をインストールしている。
※Android OS は 5.0 以降なら問題ないと思われます。細かく追っていないので、不要なインストール物があると思いますUnity プロジェクトを適当に作る(ビルドをテストするだけ)
- Preferences の External Tools の SDK, JDK のパスを設定する
以下は私の例です。JDK バージョンは使用したバージョンに合わせてください。
Android : C:\Users(ユーザー名)\AppData\Local\Android\Sdk
JDK : C:/Program Files/Java/jdk1.8.0_151 - ビルドをしてみる
※android の tool バージョンによってビルドが出来ない事があります。
Unable to list target platforms. Please make sure the android sdk path is correct. See the Console for more details. See the Console for details.
と出たら以下を参照して tool を旧バージョンに戻してください。tools フォルダは絶対に上書きしない事。 blog.naichilab.com
5.SAMSUNG の Android USB Driver for Windows をインストール
以下からファイルをダウンロードしてインストールする。 Android USB Driver for Windows | SAMSUNG Developers
6.PC と Oculus GO を同梱ケーブルでつなぐ
- 繋いだ際、Oculus GO 側に接続の確認ウィンドウが出るので許諾する
7.デバイスが繋がっている事を確認する
- コマンドプロンプトを起動する。
- Android SDK のパスに移動する。C:\Users(ユーザー名)\AppData\Local\Android\Sdk
- 「adb devices」でデバイスが繋がっている事を確認する
命令の内容は以下を参照。
https://developer.oculus.com/documentation/mobilesdk/latest/concepts/mobile-adb/#mobile-android-debug-intro
8.Unity から Oculus GO にアプリを書き出す
- build setting を以下のように設定して「Build & Run」を行う
最後に
これで終了です。時間が経つにつれて楽になっていくと思います。
お疲れさまでした(^ω^)ノ